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大学院退学のご報告

以下、私個人の近況報告があります。

2007年4月に東京工業大学大学院NPMコース博士後期課程に社会人院生として入学をし、社会起業家の経営について研究を行って来ました。

社会起業家という学術的には整理されていない領域においての研究は困難を極め続けました。指導くださる先生方も試行錯誤され、私たち院生も試行錯誤でした。

この間、私は国内外の学会発表等で一定の知見の整理は続けましたが、日々荒波の実業をしながらの研究は容易ではありませんでした。

そして、一部の方々にはご報告をしましたが、本年4月に私は首の頸椎に関係する難病が判明し、6月には重症患者として入院し手術を受けていました。体調悪化の為、大学院には今年前期ほとんど行けませんでした。幸いに手術は成功し、7月に退院し、経過観察も順調に推移しています。難病は一生引き受けて生きて行きます。

退院後、博士論文執筆の道を確かにしたかったのですが、「入院していたとはいえ、今年前期に取るべき単位を履修できていない」という事で、ありとあらゆる可能性を模索したのですが、本学のシステム上、本年9月末にて退学をする事になりました。

一旦、大学院から籍を外れますが、学問の道はあきらめません。

今後の決意でございますが、執筆活動や、国内外での学会発表、学術誌投稿等を通じて、将来改めて博士号にチャレンジし、人類の知の拡大に貢献したく思います。

そして、大学院から離れてよかったと思う事も今はあります。例えば、11/28の名古屋での社会起業家入門セミナーの知見は、入院中や退院後に思索した事で、従来の理論や現象を整理できた面が大きくあると個人的に思っています。

大学院在籍中は何か新しいアイデアが生まれても「先行研究の論文はあるのか」がまず最初に気になっていました。ですが、今は現場に戻り、自由な発想で補助線を引いたり、フレームワークを考案する事が出来るようになりました。

何かに挑戦する時は人生におけるタイミングもあるのではと感じています。もちろん今回の退学は残念ですが、準備をより入念にし、再度、博士号に挑戦をしたいと思っております。

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