« ブログを再開します。 | トップページ | 21世紀型の新しい資本主義が感じられた、障害者ワークフェア2013 »

「お化粧する社会起業家」「すっぴんの社会起業家」

Usefulmakeupguidelinesfordarkskinne

社会起業家で2つのタイプがあるように筆者は気づきました。

1. 「お化粧する社会起業家」

お化粧とは、粉飾や偽装という意味ではなく、広報に力を入れて、ブランドを維持・向上を目指す事を指しています。

私を含め多くの社会起業家は、当然お化粧をして事業を運営しています。例えばチラシのデザインをみても、しょぼいチラシを渡してもすぐ捨てられてしまいますが、きちんとしたデザインをタイミング良く効果的に渡せれば、相手は読んでくれます。もしチラシが優れたデザインならば保管してもらえる事もあります。

デザイン思考(design thinking)」も、事業のお化粧の重要性が前提になっていると思います。

まだ社会への影響力が僅かであっても、プレスリリースを打ったり、ホームページをリニューアルしたりと、お化粧に余念がなくなるのは、美しくありたい女性も、社会起業家も同じです。

中には、事業の内容は、もちろんユニークなのですが、「◯年後に従業員1万人にする」と、実力を越えすぎて、地に足がついていないお化粧をするプレイヤーもいます。なかなか見極めがむつかしいですが、本気でなくて、単に顧客への釣りで、注目を集めたいだけのお化粧は、あさましいかもしれません。

2. 「すっぴんの社会起業家」

事業の内容で突出したユニークさを持ちながらも、社会に知られる為の広報にはあまり力を入れない、いわばお化粧はせずに、すっぴんでも実力が十分という社会起業家です。

「障がい者スタッフが自ら考えて作った、障がい者由来の商品です」「別に社会を変えたいとか思っていないのです。日々地道にやるだけです」「プレスリリースを打ちたいと思っていないのです。それで一過性で受注が増えても社内体制が出来ませんし」

地域を歩いたり、業界の集まりに行くと、すっぴんの社会起業家に偶然遭遇する事があります。社会性の深みは十分あり、ストーリーも刺さりまくり、つい感動してしまいます。しかし広報は二の次ですと、プレスリリースを打たなかったり、ホームページに最小限の情報しか載せていなかったりします。

「今まで知らなかったなあ。メディアも取り上げた事が殆どなく、専門家の暗黙知のリストにもない。でも、これってどう見てもスゴイ」と、掘り出し物のアイドルの原石を渋谷の街頭で開拓したスカウトのような、興奮がうまれます。

事業そのもので考えれば、お化粧、すっぴん、どちらが良いという訳ではありません。いずれも社会課題の解決を目指しています。

ですが、お化粧をせずにコンテストに登場するモデルはいません。

社会に広く知られ、結果的に社会変革に貢献をしやすいのは、適切に相手の事を考えてお化粧をする社会起業家と私は思います。

|

« ブログを再開します。 | トップページ | 21世紀型の新しい資本主義が感じられた、障害者ワークフェア2013 »

社会起業家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31850/58635005

この記事へのトラックバック一覧です: 「お化粧する社会起業家」「すっぴんの社会起業家」:

« ブログを再開します。 | トップページ | 21世紀型の新しい資本主義が感じられた、障害者ワークフェア2013 »