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ホームドア 転落事故防止へ着実な整備を(9月18日付・読売社説)

(以下、引用です。)

ホームドア 転落事故防止へ着実な整備を(9月18日付・読売社説)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110918-OYT1T00067.htm

 駅のホームから転落する事故を防ぐホームドアの整備が進まない。

 視覚障害者などが設置を強く求めているが、高額な費用などの難点があって、対応の遅れが目立つ。

 国土交通省の検討会が、1日の利用客が10万人以上の駅に優先的に整備するよう提言した。ホームドア設置促進の契機としたい。

 利用客にとって、駅の安全性は大きな関心事である。利便性を追求するあまり、安全確保をなおざりにしてはならない。鉄道各社は着実に整備してもらいたい。

 政府や自治体は、設置費を一部助成しているが、さらに拡充して普及を後押しすべきだ。

 ホームドアは、線路とホームの間を仕切る高さ1・2メートルほどの柵だ。停車した電車のドアと同じ位置に、自動的に開閉するドアが付いている。

 設置は、新設駅には義務付けられているが、既存の駅については鉄道会社の努力目標にとどまっている。全国9500駅のうち、ホームドアが設置されているのは約500駅だけで、全体の5%程度に過ぎない。

 今回、整備対象とされた利用者10万人以上の239駅を見ても、26駅しか設置されていない。

 ホーム全体の改修が必要な場合、設置には1駅で数十億円の費用がかかるという。特急や快速、普通など列車ごとにドアの数と位置が異なり、すべての車両に対応できるホームドアを取り付けるのが難しい路線もある。

 だが、転落や列車との接触など駅ホームでの事故は2002~09年に1253件にのぼる。

 今年1月にはJR山手線の目白駅で、7月には東急田園都市線つくし野駅で、いずれも全盲の男性がホームから転落して死亡した。ホームは、視覚障害者にとって「死と隣り合わせの場所」とさえ言われている。

 一方で、ホームドア設置駅の転落事故数は、ほぼゼロだ。

 JR東日本が総額500億円をかけ、山手線全駅で設置計画を進めているのも、その効果が大きいと判断したからだろう。

 国交省が駅利用者を対象に実施したアンケートでは、設置費の一部を料金値上げや税金で負担するのは「やむを得ない」とした回答が全体の6割を占めた。

 多少の負担があっても、駅の安全性を高めてほしいと願う人が多いことを物語っている。

 悲惨な事故を防ぐには、施設の整備に加え、障害者への声かけなど日常的な取り組みも大切だ。

(読売新聞 2011年9月18日)

(引用終わり)

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