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民主党は「大人の政党」になれないのか

参議院選挙が今週末に近づいていますが、投票先をどこにするか、悩ましい問題です。

昨年の衆議院選挙では政権交代への国民的期待から、民主党が圧勝し、鳩山内閣が発足しました。小沢幹事長は選挙を取り仕切り、強い戦い方が民主党に浸透し始めたと思われました。

しかし普天間問題や、政治とカネの問題で、鳩山さん、小沢さんとも辞任する事になりました。その後、鳩山さんは「民主党を大人にしてくれた小沢さん、ありがとう」と謝意を述べました(産經新聞記事)。

この言葉は、旧民主党創設者の鳩山さんならではの言葉と思います。つまり、かつての民主党はお家騒動が絶えず、若い政治家が夢は語るが、組織力なく、選挙に弱く負け続ける、いわば政党としてみたら子供だったのです。

かつて55年体制では、自民党に対し、社会党等野党が論戦を仕掛けても、自民党はウルトラCを繰り出して、野党が「えっ!」と驚きながら撃沈される、という場面がよくありました。自民党は大人の政党だったのです。

小沢さんが幹事長を辞した後、刷新された人事に国民は期待しました。しかし菅首相の消費税増税発言(後に陳謝)は、以前のブログ記事にも書きましたが、軽率でした。

仙谷官房長官や、枝野幹事長が、慎重な勝敗ラインの設定や、連立の組み替えもあり得るかのような弱気な発言をするのも、戦う前から、いささか軽率ではと思います。

内部の意思統一の悪さや、内輪もめも気になります。殊に、内輪もめは、孫子も話すように、負け戦につながる最大の要因です。どんなに苦しい戦いでも、がっちり中は団結していなければいけないのです。

もはや、子供の民主党に、戻ってしまったのでしょうか。国民はそれを期待して菅さんの支持率が上がったのでしょうか。国民が小沢幹事長辞任を先般望んでいたとしても、民主党が大人の政党でなくなる事を望んでいたのではないと思います。

もし今回の選挙で惨敗すると、また予算が通らなくなります。麻生さん等自民党末期のような不安定な国会になりかねません。今後も少数政党に理念なく振り回されるのでしょうか。

長年政権交代に向けて活動されてきた民主党元勲の皆様は、それでいいのでしょうか。昨年やっと衆院選で圧勝したのに、軽率にその重みを失っていいのでしょうか。

北川正恭さんが提唱され、マニフェストの普及活動に東京財団マニフェスト研究会(2004年に解散)に私は発足時から関わってきました。国民のほとんど誰もマニフェストという概念を知らないような時期でしたが、日本のサステナビリティ(持続性)にはこれしかないとの悲痛な思いで私は活動を続けました。

その後、多くの関係者の方々のご尽力が功を奏し、マニフェストは日本に浸透しました。

今回、参議院選挙の候補者看板の前で時間をかけて立ち止まったり、駅前のマニフェスト配布を受け取る人の姿も目立ちます。今回の参議院選挙に関心ありますとの人は81%(読売新聞記事)とのことです。ネットでも政治の話は普通に語られるようになり、政治と国民の間の距離がかつてなく近づいています。日本の民主主義は進んでいる。

「票ありき」から脱皮して、高い目線で理念を語り、大人の政党として歩まれる事を民主党に期待します。「創業と守成いずれが難き」であり、徳川秀忠のように、政権交代後2代目の総理が極めて大切なのです。

でも今週末は、どこに入れるかはまだ決めていません。今回程悩ましい選挙は、そうないかもしれません。投票当日まで、考え続けます。

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