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社会起業家にとって重要な市民性とは

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4月19日に、討議型コムケアフォーラム(開催概要報告)が開催されました。 主催はコムケアセンターです。

田中弥生さん『NPO新時代』著者)から、市民性が、人間社会にとって、そしてNPOや社会起業家にとって、重要である事についての問題提起があり、全国マイケアプランネットワークの島村さんや、私が、田中さんをお手伝いするファシリテーターとして参加しました。 司会・進行は佐藤修さんです。

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佐藤さんの洒脱な名人芸の進行を拝見して、うれしかったです。

今回、コムケアフォーラムは初の試みとして、参加者に参加した感想を募っており、私も下記のように書きました。 

原文から幾分加筆修正しましたが、以下に掲載します。

(以下、引用です。)

討議型コムケアフォーラム2009に参加しての感想 (2009年4月20日)

 市民性という概念が、今後の社会を救うほどの重要性を持つことを実感したフォーラムでした。

 東京での大学時代、私は「ボランティアや社会貢献は偽善だ」と思い、居酒屋でのアルバイトに精を出していました。しかし大学4年生のとき(1993年7月)、偶然参加した校内の説明会がきっかけで、北海道南西沖地震の災害ボランティアへ参加することになりました。

 奥尻島へ渡り、およそ半年住み込みをし、被災者へ救援物資の配送や、避難所の仮設風呂の運営の業務をしました。

 被災者であった島の人々は、震災直後という混乱期でもあり、「ボランティア」という新しいカタカナに懐疑心を感じている様子の人もいました。 私は、かやぶきの家を地域で助け合って葺き替えるように、助け合いの気持ちから、島外から来ている事を、何回も説明せねばなりませんでした。

 大学を卒業する1994年春、NGOへの就職は今よりも現実味が無く、よって民間企業へ就職しましたが、1995年1月の阪神淡路大震災では、現地へすぐに東京から向かい、西宮市役所、そして芦屋市役所の災害ボランティアチームへ参加しました。阪神淡路大地震では、市民性がボランティアという形になり、人命救助や、多様化する被災者のニーズに応え、NPO法の制定へ至りました。

 そして、営利中心の生き方に疑問を感じるようになり、2003年1月に社会的企業を創業し、妹の結婚が人生の転機となり、実践への参入として障がい者就労事業を2006年6月から始めました。

 1993年の奥尻島以来、今に至っても、私は、常に市民活動家であり続けてきたように感じています。社会起業家は、市民活動家と私は思います。

 今回のコムケアフォーラムでは、非営利組織が、市民性を発揮する機会(玄関)を、人々に提示しうる可能性を秘めている事、そして、「市民性を得るきっかけ」や、「市民性の質を高めるのに大切なこと」について、多くの参加者の方々のご意見があり、勉強になりました。

 「市民性を得るきっかけ」では、人によっては、民間企業勤務中に感じた疑問、人の存在(絆)、生きがいを感じること、とのご発言がありました。これらのご意見を通じて、本や、学校でのボランティア活動の重要性も再確認できました。

 社会的企業を成長させていくためにも、市民性は鍵になると感じました。フォーラムの参加中に気づきましたのは、「経済システムを用いて市民性を高めていくのが社会的企業という装置なのでは」とのアイデアです。

 今後も、ボランティアや寄付等の機会を、熱心に設定し、広がりを更に持てるように、そして、私たちの社会が、次世代へ向けて、長続きできるよう、貢献して参りたく思います。

 ありがとうございました。

 田辺 大

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