« 大阪NPOセンターにて、コミュニティビジネス講座スタート | トップページ | 12月19日締切: ISL社会イノベーションセンター アソシエイト・プログラム(2009年1月開講)へのお誘い »

大阪のドヤ街、釜ヶ崎を歩く ~すぐそばにある、社会の課題~

Spb160054

16日午後、大阪は釜ヶ崎へ行きました。

ご存知の方も多いかと思いますが、釜ヶ崎は、東京の山谷、横浜の寿町と並ぶ、日本三大ドヤ街の一つです。

イギリスや中国の人が、釜ヶ崎を歩くと、「豊かな日本というが、このような街があるのですか。 日本が海外にODAを出すのも良いですが、まずそばにいる人たちを何とかしないと、おかしいのではないですか。」との声も、私は聞きました。

今回、釜ヶ崎と、このドヤ街の外をつないでいくカフェ、ココルームを訪問しました。

Spb160044事情を話したところ、ココルームのスタッフの方が、釜ヶ崎を案内してくださいました。

単独で歩くのは危険な街であり、写真撮影も控えるよう、出発時に、伺いました。

二人で、旧飛田遊郭、西成警察署、三角公園、四角公園、職業安定所等を歩きました。

確かに、不慣れな人が、単独で行くのは、危険な地域と思います。

単なる花火の爆発音がありましたが、昔行ったガザ地区とかぶりました。

貧困という妖怪が街を覆い、人間の希望を奪っていく。

かつて私が関わった寿町と同様で、少子高齢化が急速に進み、高齢者男性の街であるのは共通しています。 大阪万博の建設時の労働者だったとも伝わっています。

Spb160046職業安定所の二階を歩くと、小便の臭いが場内を漂っていました。

場内で、路上生活者たちが横たわる合間で、直径4センチほどのパンの切れ端を、5-6羽のハトが、くちばしで、ついばんで、争っていました。

小さなパンをめぐり、ハトが争う風景が、釜ヶ崎の縮図のように、私には思えました。

少ないパイ(仕事先)をめぐって、多くの人々で争う。

ですが、釜ヶ崎だけでなく、日本全国で、「パンがほしい」との声が噴出していると思います。

サンタクロースのように、パン(雇用、税金、補助金)を配る事ができる時代は終わりました。

パンを、単にあげるのでなく、皆で、パンを自ら作る方法を、共有し、社会の構造を変えるのが、社会起業家です。

「働く」という意味について、釜ヶ崎で、考えさせられました。

Spb160053

案内をくださったココルームのスタッフの方と、コミュニティビジネスについても、話し合いました。

ですが、ここ釜ヶ崎で、社会の課題の最前線にいると、コミュニティビジネスという言葉は、美しい言葉ではあっても、歯が浮いてしまう印象を、二人とも、ぬぐえませんでした。

本質的な解決に向けた処方箋を、開発せねばと、痛感しました。

そして、世界に視野を広げると、釜ヶ崎のような地域や国が、多くあります。

貧困という妖怪に、どう向き合うのか、考えさせられます。

そして。

釜ヶ崎のすぐそばに、通天閣があるのです。

Spb160057確かに、寿町のすぐそばにも、横浜球場があります。

私は、慣れていたつもりでしたが、改めて、釜ヶ崎の内外のギャップの大きさを、感じました。

釜ヶ崎の中は、社会の課題で渦巻いていますが、中と外のギャップも、鮮烈でした。

|

« 大阪NPOセンターにて、コミュニティビジネス講座スタート | トップページ | 12月19日締切: ISL社会イノベーションセンター アソシエイト・プログラム(2009年1月開講)へのお誘い »

社会起業家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31850/43137780

この記事へのトラックバック一覧です: 大阪のドヤ街、釜ヶ崎を歩く ~すぐそばにある、社会の課題~:

« 大阪NPOセンターにて、コミュニティビジネス講座スタート | トップページ | 12月19日締切: ISL社会イノベーションセンター アソシエイト・プログラム(2009年1月開講)へのお誘い »