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高い目線

昨日、ある政策系のシンクタンクの方が、お見えになりました。 

同シンクタンクには、政財界の重鎮の方々も、参加されています。 もともと、ある首相経験者が創設した起源があります。

お見えになった方は、最近に社会起業家の概念に共鳴し、短期間の間でも、猛烈な勢いで、多くの文献等の調査をし、現在の日本の社会起業家の課題について、的確な指摘をくださいました。

「アマチュアリズムでやっている人も多いのでは」。 

「大会やシンポジウムで、支援者が集まってきても、肝心の実践者が出てきていないのでは。 それは、経営センスの問題では」。 

更に、本質を突いた質問がありました。

「新しい業界が生まれると、お手本となるプレイヤー達からなる、トップ集団が生まれる。 そして、トップ集団は、業界全体のことを考え、第一線を張りながら、次に出てくるプレイヤーたちへの橋渡しを考える。 今、日本の社会起業家で、そのような人は、誰ですか?」

現場で、自分たちの団体や企業の生存に精一杯のところから脱皮して、目線を高くした仕事ができている人は誰か、との問いかけでした。

お返事として、専門家の目利きを用いて、ご説明をいたしました。

しかし、日本において社会起業家の出現が本格化し、認知が広がり始めたのは、実質的には、昨年からと思います。 2007年は、社会起業家元年といわれました。

特に昨年以来、社会起業家が、多くの新聞・雑誌・テレビ・書籍等で、紹介され、イベントでも、満員御礼が相次ぐようになりましたが、期待感が先行し、過熱しすぎて、「根拠なき熱狂」のように、社会起業家のバブルになりかねないと私は感じます。 

社会のサステナビリティーへの配慮が薄く、ソーシャル・イノベーション(社会を単位とした新しい工夫)の乏しい、いわば「社会起業家もどき」と思われる動きも、現れてきています。

私たち実践者は、更に、目線を高くし、質の良い、大きなソーシャル・インパクト(社会的影響力)を生む仕事をする事が、社会から求められています。

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