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幸福の定義

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5月6日に、東京・カフェスローにて、エクアドルはコタカチ郡知事のアウキ氏、アルカマリさんご夫妻のお話を聞く会(「フェアトレードと平和の文化~アウキ夫妻を迎えて」)がありました。

ホストは、辻信一さん、中村隆市さんです。

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アウキ氏は、エクアドル史上初の先住民(ケチュア族)出身の知事であり、将来の大統領候補との呼び声もある方です。

2002年に筆者はエクアドルエコツアーに参加し、現地でアウキ氏のお話を聞く機会がありました。

「アメリカや日本の先住民運動がうまく行っていないことも、私の耳に入ってきます。 先住民の利益のみを追求し、マジョリティーに対しネガティブキャンペーンになっては、先細りします。 そうでなく、全体最適を考えることです」。

そして、同氏は「民衆が力を持つデモクラシーが機能している国は世界に実在するのだろうか」との思いから、代議制民主主義では、マジョリティー、マイノリティー、いずれの期待にも応えられない部分最適になると考え、直接民主制である民衆議会を、コタカチ郡に導入します。

2002年のエコツアーでは民衆議会の見学も入っていました。 エコツアーや環境保全型農業の部会があり、女性の発言も活発なものでした。 新機軸として国連も見学にやってきたとの事です。

さて、今回、来日したアウキ氏、アルカマリさんご夫妻から、「幸福とは何か」という会場からの質問に、日本人とは違う観点からのコメントがありました。

「いい夫になること。いい父になること。いい友人になること。雨に幸せを感じること。クイコチャ(現地の湖)を見ること。花を見て季節を感じること。。」(アウキ氏)

「良い学校に入り、良い会社に入り、家やクルマを買って、その先に、幸せがある」と、日本人の場合、現在でなく、将来に、いつか幸せが来ると考えるのが一般的と思います。 

エクアドルの先住民の場合、幸せとはつながりであり、状態である。

そして、講演では、持続的な発展についてのビジョンがありました。

「発展と成長は違う。 成長が積み重なると発展だ。 そして、調和が取れた発展が必要である。 物質的・精神的。 町と村。 人間とコミュニティー」(アウキ氏)。 発展に時間軸があるといえます。

具体的な予算の獲得など、行政の施策についてお話も多く、実践的な人であると筆者は感じました。

「多様性は、一つの可能性である」(アウキ氏)。

「武力に変わる戦略として、知性と対話を武器に闘う」(アウキ氏)。

「パラダイムはシフトしている」(アウキ氏)。

筆者も、アウキさんご夫妻に質問をしました。

「将来の世代とは、どういう存在ですか?」

お二人も、思うところがあったご様子で、「正しく集団のことを考える人であり、現在のみならず過去も考える人」(アウキ氏)と、正しい人々を育成して、正しい世の中を将来に渡したいとの思いを語られていました。

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「身体を殺すことは出来ても、思想を殺すことは出来ない」(アルカマリさん)。

「平和について話すのは神聖な事」(アルカマリさん)。

そして、日本の憲法が平和を追求し、9条を掲げていることは、海外から見ても意義が高いと話されていました。

よもやコタカチ郡の山奥から来日くださったご夫妻から、9条への期待が話されていることに、筆者は感銘を受けました。

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