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ソーシャル・イノベーションとは(定義) ~社会起業家にとって、最も重要なものは、共感~

Socialinnovation

ある経済ニュースを拝見していましたら、環境ビジネスについて特集されていました。

新しい化学素材を日本メーカーが開発し、水の浄化が出来る、という紹介でした。

スタジオのコメンテーターは、「日本は技術大国なのだから、今後、素材等の製品開発を通じて、環境保全などの社会貢献を、世界に果たしていける」と話されていました。

しかし、このニュースを、別の角度から見た場合、「化学素材の開発と製造で、環境負荷がかかるし、素材が古くなって、廃棄する場合でも、やはり負荷がかかる。 むしろ、無くてもすむほうが、地球に優しいのでは」と、繊細に解釈することも出来ます。

では、どうしたらいいのでしょうか。上記の製品開発の例は、製品単位のイノベーションでした。

Innovation確かに、プロダクト・イノベーション(製品単位の新しい工夫)は、ものづくりであり、日本人の得意技です。

ですが、ソーシャル・イノベーション(定義:社会単位の新しい工夫)も、あるのです。

ご存知のとおり、かつて、古代中国で、河川の氾濫が起こる。単に堤防などその場しのぎの施策でなく、水源地等も見て、総合的に水を治めよう、という治水から、政治という言葉が生まれています。

日本でも、治水について語っている明治の思想家がいます。 田中正造は、「治水は造るものにあらず」と語りました。 現代風に解釈すると、水、お金、情報、人、エネルギーは、社会を循環している。よって、社会の課題が発生した場合、局地的な取り組みでなく、社会を単位とした総合的な取り組みをしないと解決できない、と示唆しています。

治水は、ソーシャル・イノベーションです。

ソーシャル・イノベーションを起こす人は、社会起業家です。

社会起業家において、もっとも大切なものは何でしょうか。 よく言われるように、志も、事業モデルも、大切ですが、最も重要なのは、共感 (empathy) です。 社会の課題に向かう志が、事業モデルを生む。 分業社会で切れていた多様な関係者(stakeholder)が、共感を土台に、ソーシャル・イノベーションで結ばれていく(協働)。

そして、社会が地殻変動を起こし、システマティックに変わっていきます。 事業を通じてですので、堅実です。 子孫やいきものが住みやすい世の中へ、新しい社会システム、そして持続可能な成長(sustainability)を追求します。

ソーシャル・イノベーションは、日本と世界の再生の決め手です。

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