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かけがえない一瞬、一瞬

「当社で三年働いたら、卒業して、キャリアアップしてください。そのために、当社で勉強して、いわば当社を踏み台にしてください」。

少子高齢化で、人手不足時代に入り、若手社員を採用したい会社は、上記のような話し方をして、若い社員のモチベーション(意欲)を上げる事に、腐心しています。

上記の言葉を、企業から聞いた若手は、確かに、日常の仕事からも、一生懸命学び、工夫しようと、モチベーションが上がるようです。

「今の仕事は、3年経ったら辞めて、転職します。 次にやりたいことは、まだ白紙ですが、今の仕事の苦しさも、そう考えれば、やっていられます」と、昨春大学を出たばかりという社会人一年生から、筆者は話を伺ったことがあります。

若手のやる気を引き出したい企業と、「この次の転職に生かすんだ」と、日々の仕事に向かう若手。

ですが、「今、目の前の仕事は、3年後のために、まずはこなそう」と、モラトリアム(猶予)になると、目の前の人生への真剣度が落ちてしまうのでは、と、筆者は感じます。(『モラトリアム人間の時代』)

人生の一瞬一瞬は、一度過ぎ去ると、もう戻ってきません。 一分一秒が、かけがえない、そのときだけのものです。

森鴎外は、
 「一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜ってからというものは、一しょう懸命にこの学校時代を駆け抜けようとする。 その先きには生活があると思うのである。 学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為し逆げてしまおうとする。 その先には生活があると思うのである。 そしてその先きには生活はないのである」(『青年』) と指摘しています。

映画の Field of Dreams では、人生の一瞬一瞬のかけがえなさについて、次のように説いています。

We don't recognize our most significant moments while they're happening. Back then I thought, "Well, there'll be other days." I didn't realize that was the only day.
(人は自分にとって、もっとも重要な瞬間は、それが起こっているときは、気づかないものだ。 顧みて、私は思う。「またいつかあるさ」と。 でも、一度しかチャンスはやってこない事に、気づかない。)

「今の毎日は、かりそめの私」ではなく、一瞬、一瞬しかない時を、大切にしたいですね。

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