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創業6年目に入りました。

2008年1月20日をもちまして、おかげさまで、当社は創業6年目に入りました。

創業時から、社会起業コンサルティング事業を行い、2006年6月からは、オフィスマッサージ「手がたり」も開始しました。

「創業して、3年から5年経つと、どこかのタイミングで、事業がぐんと伸びるもの」と、一般論としてお聞きします。

当社は、5年目となる昨年が、そのタイミングでした。

社会起業のマーケット開拓は、日本においてゼロからすべてを本当にやってみるしかなく、時間を要しました。

まだ確定前ですが、2007年度の売上は、2006年度に比べ、2倍を越える見通しです。 収益性も、格段に上がりました。

共感のコミュニティも、おかげさまで人の輪が格段に広がりました。 手がたりは、全国区で認知をいただけるようになりました。

一方、6年目に入って、つい最近に、気づいたことがあります。

起業とは、長距離のマラソンと同じだ、という事です。

頭では、わかっていましたが、からだを以って、理解できたのは、6年目に入って、つい最近かもしれません。

つまり、サラリーマンの場合、3年勤めたら、柔軟に、他の会社へ転職することを考えることができます。 

筆者も、当社を始める前は、転職が多い「流れ職人」でした。 大学卒業後、3つの会社を6年、1年、3年と働いて、3ヶ月の充電期間を経て、社会の課題と出会い、私という平凡なサラリーマンに突然変異が起こり、社会起業家として自分の会社を創業しました。

ですので、3年くらいで、他の仕事に移る感覚が、それまであったのですが、起業をすると、子供の出産と同じです。

ご飯を探してきて、作ったり、夜泣きに24時間で対応したり、と同じことが、事業でも、起こります。

「会社は、人、モノ、お金、情報」といいますが、人も、モノも、お金も、情報も、問題を生むものだ、ということが、わかりました。 夢のような理想の会社を創ろうとしていても、人間のやることです。

しかし、サラリーマンなら、「もう嫌です」とすぐに辞職もできますが、起業家は、従業員の人生と、お客様に、責任を負っています。 決して、投げ出すことはできません。 社会起業家は、公共サービスの安定供給に責任を負わずして、仕事といえません。

そして、社会起業家のキャリアパスは、まだ何も無い、未知の世界です。 サラリーマンならば、「良い学校、良い会社、出世コース」という3点セットがありましたが、社会起業の先進事例を切り開く中で、「僕の前に道はない。 僕のあとに道ができる。」という思いの日々です。 

海外とのやりとりも頻繁ですが、その中で日本の主張もし、わが国の社会起業の業界全体の発展の為に、どうあるべきかと思索し、正しいと信じることを、本当に実行し続けます。

ですが、時折、暗黒の底知れぬ重圧がやってきます。 メジャーリーガーのイチロー特集が、年始のNHKプロフェッショナルで放映されていましたが、「重圧について、自分は弱いと思う」と語る気持ちがわかる気がします。

「経営者は孤独だ。」といわれていますが、正確には、経営者一人にのしかかる重圧は、周囲からなかなか見えず、理解がむつかしい、の意ではと感じます。 筆者は、孤独はいくらでも平気ですが、孤独と重圧は分けて考える必要があるのではと思います。

ですので、経営者はストレスで、心身を病んだり、健康問題を抱える人が多いようです。 タバコは肺がんを起こすといわれますが、筑紫哲也さんの告白にもありましたが、タバコを吸いたくなるストレスの発生が、問題の本質と思います。

ただ、「重圧からは、逃れるのではなく、向かっていくのが、最善である」とも、6年目に入り、改めて、気づきました。

「攻撃は最大の防御」は至言で、自分と闘い、重圧に立ち向かう、攻めの気持ちが、新しい工夫(イノベーション)を生みます。

重圧が高いのは、どの仕事も同じと思います。 ただ、大切なのは、仕事を楽しむこと。 冗談や、笑いがあること。 楽しみがあるから、重圧も乗り越えられます。

そして、休みをきちんととる。 社会起業家も、ワークライフバランスが大切です。

ある企業家の方から、「猛烈に働くことも、事業の成長期では大事ですが、OnとOffの区別をつけましょう」とのアドバイスをいただきました。 お言葉が、身に染みて、理解できる気がします。

ですので、今年は、社会起業の先進事例の創出や、理論研究も、推進しますが、バランスで、人生も更に楽しんでいこうと思います。 親孝行もしたいと思います。

「人の一生は 重き荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず」 (徳川家康)

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