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12月22日:東工大公開講座-NPO法人雨水市民の会村瀬誠さん

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12月22日、東京工業大学大学院公開講座「Change the World ―日本の社会起業家が語る社会イノベーション」の第三回目が開催されました。告知文はこちらです。

今回は、雨水市民の会・村瀬誠さんをお招きし、水危機に瀕する日本や世界の現状、そして、雨水に着目することから国内外に広がる新しい社会システムについて、講義を伺いました。

Pc220096村瀬さんは墨田区役所に勤務されてきて、しかし、写真のように、管内(錦糸町)で水害に遭遇し、現状の上水道・下水道システム、そして縦割りの行政システムが、住民のニーズに合わなくなっていると、現場で痛感されました。

下水道の汚水が、洪水時は道路等を冠水してしまう。だが、その下に上水道タンクがある事が、東京では一般的と指摘されました。

水源地にダムを作り、河川で都市に水を引く。しかし、私たちの生活で当たり前である、蛇口をひねれば水が出るのも、ポンプの稼動で石油を必要としている。 当たり前の水道が、エネルギーをかなり要するシステムになっている。

そして、都市計画に失敗して、人口増の発生に、いたずらにダムを増やしても、「水没の村の悲哀」が増え、都市の洪水時には、下水道が市街地で氾濫する。水質汚濁は進むばかりとなる。

下水道も、洪水時はバイパスで、処理せずそのまま川に流すことも、業界では普通のこととして行われてきて、川の魚やいきものが汚濁で死んでいく。 下水道処理は、実は機能に乏しい。

途上国では、水は高価で、遠く水汲みに行き、汚濁の水でも飲まざるを得ない、渇水で、水に不自由する人々。

そこで、「流せば洪水、溜めれば資源」として、雨水利用に取り組まれました。

「水資源 遠くのダムより 軒の雨」

Tensuison

今、バングラデシュの水資源支援も、村瀬さんら同団体は取り組んでいますが、理由は、日本が水を飲めるモンスーンは、インドからやってくる。 よって、水源地への恩返しとのことです。

価値の逆転。 地域だけを断片的に見ない視点。 社会を単位としたイノベーション。

中国、アフリカ、ドイツ、韓国、バングラデシュなど、村瀬さんらは世界各地を飛び回り、雨水利用を推進しています。

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筆者は、「水の社会起業家」現る、と思いました。 社会起業家は組織に属する人も該当します。 公民起業家という言葉もありますが、村瀬さんのような公務員が、本当の公務員と思いました。

雲は水源地です。

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