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「世の中の役に立つ学問」とは

4月14日(土)、東京工業大学大学院NPMコース(博士後期課程)の第一回授業の日でした。

今春入学は6人。前年度からの加入の方もあり、7人のクラスになりました。
初めに、ガイダンスがあり、その後早速、授業に入りました。

7人とも、多様なバックグラウンド(経歴)の持ち主です。 例えば、社会起業家として、会社代表とNPOの理事をされている方。政府系金融機関にお勤めの方。平日は会社勤めをしつつ、NPOの代表をされている方、等々、多士済々です。 今後の授業も、心から楽しみです。

夕方からは、懇親会が大学近くにて開かれました。前年度生(1期生)の方々も参加されました。

盛会のうちに、場所を移して、二次会になりました。

二次会では、「学問は世の中の役に立たないといけない」「いや、真理を追究するのが学問だ」という話に花が咲きました。

話をお聞きしていて、「世の中の役に立つ学問」のイメージが、変わりつつあることを、筆者は感じました。

従来、「世の中の役に立つ学問」というと、例えば、会計やIT等、「実学」のイメージと思います。 哲学や歴史などは、実業から遠く離れた、あまり役に立たない学問、という見方が一般的ではと思います。

ですが、どうでしょうか。

地球環境問題や、過疎化問題、財政危機等、社会の課題は山積しています。

耐震偽装問題や、相次ぐ企業スキャンダル。何が正しい情報か、疑心暗鬼の社会です。

将来にも、過去にも、申し訳が立たない、刹那主義の社会。 人心の疲弊。

ここに、「世の中の役に立つ学問」の意味が出てくると感じます。つまり、永続きできる社会(サステナビリティー)を創るための哲学であり、学問です。

そして、東京工業大学が、NPMコースを創ったという文脈は、意味深いと思います。

産業革命以降、工業は、物質的豊かさを人類にもたらしました。しかし、20世紀型の工業は、大量生産・大量消費・大量廃棄に加担してしまい、人間以外の都合を考えず、地球を食いつぶし、核の危機に隣り合わせの社会に至らしめた部分があると思います。

ですが、21世紀に入り、工業の意味が変わる。

将来の世代や、生き物たちが暮らしやすい世の中を創るための、21世紀型の工業。 

そのための、東京工業大学。

そう考えると、日刊工業新聞さんが、社会起業家の先駆的な記事の紹介に意欲的なのも、うなづけます。

今後も、東工大大学院NPMコースの様子を、ご紹介したく思います。

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