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「出資をしたいのですが。」

オフィスマッサージの対外的な席で、先方が真面目な表情で、「出資したいのですが」と筆者に話される場面が、おかげさまで、次第にあちこちで増えて参りました。

現状はニッチですが、市場拡大の将来性や、メンタルヘルスとマッサージをつなげたという先見性、そして、障がい者就労も拡大できるという社会性が、ご評価をいただいているようです。 オフィスマッサージは、会社の血行を良くします。

ですが、お聞きした当初、筆者は驚きました。

目下、事業が離陸を始めて、安定軌道へ乗せようと、現場に入り続ける日々で、正直に、青天の霹靂でした。

ただ、「出資をしたいです」とのご要望を、相次ぎ頂くようになって、静かに思索しました。

昔からの、ある支援者の方は「事業が伸びるとは、こういうこと(増資)なんだね」と話されます。

また、日曜日にコムケアフォーラムでプレゼンテーションをしたのですが、会場でお会いしたあるNPO専門家の方は「キャピタル(資本)がある意味は大きいです」と筆者に話されていました。

たしかに、わが国の社会起業家で著名なところはNPO法人格が大勢です。異端にも、当社は有限会社です。でも、事業の内容は、きわめてNPOです。

2003年の創業時に、NPO法人で行くか、有限会社にするか、かなり考えました。ですが、「NPOにしてしまうと、使命に安住してしまうのでは」と筆者は考え、有限会社にしました。

ただ、今、相次いで出資のご希望をいただくようになり、この選択は良かったのではと感じています。

わが国の社会起業家の中で、増資をし、そして株式上場へ向かう方針を持つ事業は、まだ殆どありません。

ですが、グローバルの社会起業家としても語られるガンジーは、塩の行進という事業で、インド大陸中を、社会変革の波で覆い尽くしました。「インド国内で塩を作るのに、宗主国のイギリスへ、いちいちお伺いを立てるのはおかしい。」 行進に参加するインド人を、イギリス官憲は迫害します。しかし、テーマは非暴力。黙々と海岸に向かって、行進は続きます。 ついに、行進は海岸に到達し、塩が生産され、そして、インドはイギリスから独立しました。

当社が、増資をし、社会起業コンサルティングとオフィスマッサージ事業を、多くの共感を仰ぎながら、上場し、全国規模で推進できれば、全国規模で、健常者も障がい者も、働く希望を更に持てる世の中になる。 そして、若手の方々も、社会起業家という進路選択を、取りやすくなると考えます。

迷いは、無くなりました。 

今後、山谷はあっても、増資、上場に向けて、突き進みます。

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コメント

田辺さん

いつもお世話になります。北九州の古賀です。田辺さんの様々なご活躍と情報提供に頭がさがるとともにたいへん助かっています。あえてお聞きするのですが、1つ今日のブログで気になりました。私も社会的企業の上場についての話をお聞きすることがあります。上場とは、ある意味で会社の所有権が多数の株主に移行することを意味しており、社会的ミッションで成立する社会的企業は、ミッションの維持のためには、上場というのはありえるのでしょうか。社会的企業は、利益を社会的貢献にふりむけるために、株主への利益の還元とのジレンマに陥る可能性があります。また、収益をよりあげることを要求され、社会的コストが大きな社会的事業を縮小されざるを得なくなるのではないかとも考えます。
ぜひ、このあたりのご意見をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。(先日、九大の児玉先生にお会いしましたら、田辺さんの話をされていました)

投稿: 古賀 敦之 | 2007/04/29 12:39

古賀さん

お問い合わせを、誠にありがとうございます。

実は、ある読者の方から、昨日の報告会セミナー後の懇親会でも、同様のお問い合わせを頂きました。

多くの方々が関心をいだかれているテーマと感じ、ブログに記します。

投稿: 田辺 | 2007/04/30 15:19

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