« 2007.3.4.ハーバード社会事業大会 | トップページ | 日刊工業新聞、日本能率協会『人材教育』に掲載され、東京都のモデル事業に指定されました。 »

サステナビリティー論

サステナビリティーとは、「持続可能な成長」と訳されます。

分かりやすく言うと、「長続きできる成長」です(『世界銀行』(山口健治より)。

地球環境(いきもの達)にも、将来のこども達にも、経済的にも、長続きできること。 循環があること。

しかし、例えば、道路開発をしましょうと、日本も、アジア各国も躍起になっています。

司馬遼太郎は「もし山の木を全部伐って、植林しないとしても、三十年でもとの緑の山に回復するといわれております」(「文学から見た日本歴史」)と生前に語りました。自然は回復する、と日本のビジネスパーソンたちは信じ、日本の山を荒らし、アジアの熱帯雨林も焼いてしまいました。自然の回復スピードよりも早く。循環を断ち切りながら。

「アスファルト化は、言い換えると、砂漠化と同じ」と筆者は考えます。

道路の上で、ミミズや、昆虫や、車に跳ねられた生き物達が、干からびています。

夏には、アスファルトは、高熱となり、ヒートアイランド現象を呼び起こします。

砂漠は、別にアフリカや中国だけの話でなく、日本でもアスファルトの形で、広大に広がってしまったと筆者は感じます。

環境破壊は止まらず、生き物達は絶滅していき、こども達は将来に希望を失い、大人達はモラルを失っていく。

バブル期、ゴルフ場が各地で増えました。「儲かるから」と、その芝を生産する農家さんも増えました。ですが、芝が成長し、刈り取り(芝の収穫・納品)のときは、何世代に掛けて蓄積した表土の養分も、はぎとられます。こだわりある農業者は、芝を生産する農業者を「ご先祖に恥ずかしい農家だ」と指摘します。

品位を失い、欧米のスタイルの導入ばかりに目が行き、商業主義が強まりました。


結果、今のわが国は、「過去の世代にも、将来の世代にも、申し訳ない国」が出来上がってしまったのではないでしょうか。

サステナビリティー(長続きできる成長)の視点は、人間らしさ・生き物らしさを取り戻す視点です。

過去の世代にも、将来の世代にも、誇れる国。

それを事業モデルで実現するのが、社会起業・CSRです。

|

« 2007.3.4.ハーバード社会事業大会 | トップページ | 日刊工業新聞、日本能率協会『人材教育』に掲載され、東京都のモデル事業に指定されました。 »

社会起業家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31850/13092465

この記事へのトラックバック一覧です: サステナビリティー論:

« 2007.3.4.ハーバード社会事業大会 | トップページ | 日刊工業新聞、日本能率協会『人材教育』に掲載され、東京都のモデル事業に指定されました。 »