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マッチング論

前回、社会起業家の経営の向上に、法人営業が有効という考えを書きました。

しかし、「そうはいっても、企業へ会うきっかけが無い」「そもそも、企業が会ってくれない」「会い方が、分からない」というジレンマも、まだNPOや社会起業の現場ではあると思います。 

独力で、法人営業が出来れば幸いですが、男女の仲と同様、お見合い(マッチング)が必要の場合があります。 

そして、お見合いのキューピット役は、いるのです。 NPOと企業のマッチングを志向する、中間支援組織です。

【例】
NPO法人日本NPOセンター(東京)
社団法人日本フィランソロピー協会(東京)
NPO法人ソーシャル・イノベーション・ジャパン(東京)
東京ソーシャルベンチャーズ(東京)
You-I (友愛)(石川)
NPO法人 ジャパンウェイ(京都)
K-RIP 九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(福岡)
淡海ネットワークセンター(滋賀)
コミュニティケア活動支援センター(東京)


いずれも、広範な人的ネットワークを持ち、現場にいるNPOを、目利きして、支援することを目指されています。


例えば、日本NPOセンターが開催した、民間企業とNPOの対話の会で、ある企業の社会貢献のご担当者から、次のことをお聞きする機会がありました。

「国内にNPO団体は2万8千あるという。 どこと組もうかと、グーグルで見ても、いい事しか書いていない。
 だから、私は日本NPOセンターの検索データベースを使用している。ここに出てこないようなNPOなら、協働への意識が低いNPOと言わざるを得ないことも多いと思う。
 だが、対面の信頼関係や、人のつながりが大事なので、データベースを見た上で、目利き役としての日本NPOセンターに問い合わせをしている。日本NPOセンターのセミナーに出てくるような、外交センスがあるNPOと、当社はお付き合いしたいと思う。」

日本NPOセンターによる、NPO検索データベースについて、同スタッフにお聞きすると、法人認証された日本国内のすべてのNPOに、郵送でアンケートを発送。返ってきた3割の回答から、上記を構築したとの事です。


そして、ある保険会社の社会貢献部門の方は、このように語ります。

「企業はNPOと組まないわけに行かない時代になった。
だが、組み方は二つある。ひとつは本業にリンクするNPOと組む。例えば、当社は国内で保険を売るので、介護や福祉系。
一方、本業とまったく関係ないNPOと組むのも、社内外への説明で大切。例えば国内をマーケットにする当社で言うと、国際支援系は、本業に殆ど関係ない。でも支援先の組み合わせ上、大切に組み込んでおくべきと思う。 
しかも、後者のほうが、社内で社員からの人気が高い。ボランティア募集でも、寄付募集でも、後者から先に埋まる事が多い。
そして、単に助成して終りでなく、本業に入ってくるNPOを今後は求めたい。」


マッチングの潜在ニーズ、大きいです。 

中間支援組織の役割も、大きいです。

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