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ノーベル平和賞に「貧者の銀行」ユヌス氏

ご存知の通り、ノーベル平和賞に、社会起業家が選ばれました。

バングラデシュで、貧困層への銀行であるグラミンバンクを創設したムハマド・ユヌス氏です。

銀行は、従来、貧困層への融資はハイリスクとして避けてきましたが、むしろグラミンバンクは、貧困層に普及し、基本的人権を金融で追求してきました。

以下、CNN JAPAN(電子版)からの引用です。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200610130021.html

ノーベル平和賞、バングラデシュのユヌス氏とグラミン銀行に

2006.10.13
Web posted at: 18:02 JST
- CNN/AP

オスロ──ノルウェーのノーベル賞委員会は13日、今年のノーベル平和賞をバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏(66)と、同氏が創設したグラミン銀行に授与すると発表した。

授賞理由は、「最底辺からの社会的、経済的発展の創出に寄与し、貧困の撲滅と平和な社会の達成に多大な影響をあたえ、民主主義の前進と人権の保護に力を尽くした」としている。

ユヌス氏は米国での留学を終えて、母校の大学で教授として勤めていたころ、バングラデシュを襲った大飢饉(ききん)をきっかけに、貧困層を対象とした少額無担保融資(マイクロ・クレジット)事業を開始。

融資した資金の返済率が高く、貸し倒れにはならないと判断して、グラミン銀行を創設し、民間銀行とはまったく異なる、貧しい人々に無担保で少額の融資を行った。

ユヌス氏とグラミン銀行が貸し出した融資に対して、返済率は9割以上を維持。貧困層の人々が自分たちで返済計画を立てて仕事をするなど自立を促しただけでなく、多くの面で抑圧を受ける女性の経済的、社会的な解放につながった。

また、ユヌス氏が始めた少額無担保融資については、米国のクリントン元大統領も関心を寄せており、アーカンソー州知事時代に貧困層対策として少額融資制度を導入。発展途上国のみならず、米国を初めとする先進国でも注目を浴び、取り入れられている。

ユヌス氏はこれまでに、貧困撲滅に尽力した功績で、アジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞し、世界で功績が知られており、過去にノーベル平和賞の候補に挙がったこともあった。

ユヌス氏とグラミン銀行には、賞金1千万スウェーデン・クローナ(約1億6400万円)が贈られ、等分する。授賞式は12月10日に、ストックホルムで行われる。

(2006年10月13日、CNN JAPAN)

マイクロクレジットや、ユヌスさんのわかりやすいエピソードは「たった6ドルで人生が変わった」

ユヌスさんは、社会起業家をテーマに、2004年に緒方貞子さんと対談をしています(内容は、日経アソシエ2004年7月20日号)。

また、グローバルで社会起業家を支援するアショカの協働パートナー(フェロー)でもあります。

現在、中東紛争やテロが起こる背景は、貧困問題であり、水やエネルギーをめぐる問題と考えます。

格差は、隔離に向かうと考えます。

しかし、社会性を活かした新機軸の発想と実行(ソーシャル・イノベーション)により、現状の突破は可能であり、ユヌス氏は、人口の半分を占めている女性に、金融ビジネスを通じて、社会参加の機会を提供し、貧困からの脱却、ひいては民主主義と人間の尊厳を追求されています。

銃よりも、新機軸のビジネス(社会起業)で、平和をもたらすことができます。

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