« ジダン選手の退場 | トップページ | 9月2日(土)・3日(日):六本木ヒルズに、全国から社会的企業が集います! »

マニフェストは、パルプンテ。

昨日、埼玉・大宮ソニックシティーにて、ローカル・マニフェストの大会が開催されました。

ローカル・マニフェストとは、地方版マニフェストともいわれます。

つまり、従来の政治・行政がスローガンだけで選挙や施政をし、経営はなく、結果、累々たる財政赤字が残りました。

そこで、よりよい世の中を子孫に渡すために、住民との約束(マニフェスト)をしっかり結びましょうという発想です。

パネリストであり、埼玉県内最年少市長である、吉田本庄市長は、「自治体の首長は、別に霞ヶ関の下請けをやりたいと思ってはいないでしょう」と語り、ビジョンと経営を行う上で、マニフェストは大いに有効と、ご自身の過去2回の選挙と当選後の施政を、具体的に引用しつつ、熱く語られました。

また、パネリストの沢田さいたま市議員は、「明治の自由民権運動、大正の普通選挙運動、戦後の女性参政権、そして現在のマニフェスト運動、と大きな流れがあり、マニフェスト運動は、わが国における第4の民主化」と語られました。

筆者は、マニフェストという言葉が世に殆ど出ていなかった2003年統一地方選のころに発足した、東京財団マニフェスト研究会に全会参加し、さまざまの思索を行ってきました。

マニフェストの定義は、「体系的な政策集」「数字を用いたお約束」「理念、数値目標、財源、工程表」。。など様々語られてきました。単なる選挙目当てで飛びつく政治家の方々もいらっしゃるかもしれません。

ただ、筆者は、大会に接して、マニフェストの新しい定義を気づきました。

筆者はゲーマーではないのですが、ドラゴンクエストで、パルプンテという呪文がありました。

その呪文を唱えると、何が起こるか、わかりません。

マニフェストは、パルプンテ。

情報公開、権限委譲、地域活性化、法制度の改正、財政再建、学校教育、家庭内教育。。
どんどん出てきます。

北京の蝶々が舞うと、ニューヨークでハリケーンが起こる。

新しいパラダイムを生む、気づきのきっかけ=マニフェスト。

今後のマニフェストの活用の方向性を考えてみました。

行政・政治は、長続きできる成長(サステナビリティー)のために、シェイプアップをして、メリハリあるお金の使い方が求められます。 いわば、ハード(箱物)にお金をかけるのではなく、ソフト(知恵・人)にお金を投入する。

ただ、行政の守備範囲は、官から民へ、で大幅に削減されていく。 それは、イギリスのサッチャーリズム、アメリカのレーガノミクスでも経験済み。

福祉の切捨て、教育の切捨て、資金循環の不具合が起こる。
シャッター商店街が増え、農業、林業、漁業も後継がつかず、行き詰る。

そこで、地域の課題解決(コミュニティーソリューション)としての、社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)。

「その地域でしかできないこと」「そのタイミングでしかできないこと」「その人にしかできないこと」を研ぎ澄ませて、生業を生み出す。
社会変革者として、社会の課題を事業により解決する。

マニフェストで、地域の課題解決を生む、地域起業を促進し、見守るよう、新しい自治体の役割を定義する。

ここで、マニフェストは、単に公共経営の遠い話をしているのではなくて、各人の暮らしの話と密接にリンクが生まれる。

例えば、埼玉起業、秩父起業、幸手起業、東松山起業、川越起業、川口起業、桶川起業。。。
新しいキーワードが生まれる。 その地域ならではの起業のスタイルがあるはずです。

例えば、お隣の群馬でいうと、片品村に根ざし、まさに「片品起業」という言葉がぴったりという会社があります。
片品の風土を生かして、高付加価値の豆腐を生産する、(有)尾瀬ドーフ。地域活性化にも寄与し、過疎の村を出て行った若者たちが帰ってくる。

マニフェストは、産業を盛んにする、殖産にも寄与すると、2003年から思索してきて、昨日の大会で気づきました。

|

« ジダン選手の退場 | トップページ | 9月2日(土)・3日(日):六本木ヒルズに、全国から社会的企業が集います! »

時事コラム」カテゴリの記事

コメント

はじめまして田辺さん 以前、一新塾で講師として授業を拝聴しました。
 さて、マニュフェストは、政治においての改革ツールとして
もてはやされています。そして、一時期のブームから実用段階に入り、各地域へ波及しています。
 ただ、それだけでは、不十分と自分は考えます。
 今、「アジアの贈り物株式会社」という会社の中で、
韓国でE-Democracyの発火点となる政治家証券市場、ポスダックを運営しております。
 それは、政治家を株とみて、毎日の言動やニュース、政策から、政治家株の売買を行なって、政治家にふさわしい評価をつけてくというWEBです。
 選挙では強いが、実際、政治家としての政策活動は、なにもおこなっていない議員の株は、恐らく、低くなるでしょう。
 たいして、選挙にはあやうく勝つが、毎日の政策活動に力をいれていて、庶民の味方の政治家の値段は、高くなるかもしれません。
 このように、毎回の選挙ではわからない政治家の値段を、株取引から、毎日の選挙へ移行し、政治家へインパクトをという試みです。
 とにかく、皆さん、ポスダックの会員へどうですか?
 詳細は、
 http://www.posdaq.org/

投稿: posdaq | 2006/08/12 20:56

posdaqさん

ありがとうございます。

こちらが、メルマガですね。
http://blog.mag2.com/m/log/0000201580/
わかりやすいと思いました。

今後とも、よろしくお願いします。

投稿: 田辺 | 2006/08/16 16:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31850/10946895

この記事へのトラックバック一覧です: マニフェストは、パルプンテ。:

« ジダン選手の退場 | トップページ | 9月2日(土)・3日(日):六本木ヒルズに、全国から社会的企業が集います! »