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経営の新しいパラダイム(1/2)~足し算から、掛け算へ~

NPOは、運動性と事業性の二つから成り立つ、と言われています。

Oldmgmt

・運動性は、思い。
・事業性は、ビジネス。

別に、NPOに限った話でなくて、民間企業や、お役所、更に、
病院や学校にも共通しています。いわば「団体」としてみれば、
いずれの業態・形態でも同じ話と思います。
(「社会変革者として、社会の課題を事業により解決する」
社会起業家も同じ事です。)

そして、従来「運動性と事業性は、足し算」ととらえられてきました。

例えば、地域の事業家が、成功して名士になって「今まで自分は
営利追求に明け暮れてきたが、これからは地域に貢献もしないと」と、
例えば奉仕活動を行うライオンズクラブに参加する。

事業性+運動性 という足し算で考えられてきたのであり、
それが常識とされてきました。

しかし、小泉改革の成果で、社会が壊れ、新しいパラダイム
(常識の枠組み、世の中)へ移行しつつあります。

まず、焼け野原からの復興を経て、今や、わが国は成熟社会に至り、
テレビやネットにより、情報を豊富に持つ、目が肥えた顧客が
日本列島を覆いつくしています。顧客の目の成熟の進行は、
もう誰にも止められません。

地域経済では、目新しいデザイン、価格、駐車場をもつ量販店に
人が流れ、情報格差に苦しむ中小零細企業は、新機軸を打ち出せずに、
シャッター商店街が増加していきます(写真は東京・上野の繁華街で
閉店した老舗の居酒屋さんです)。
P5190290

日頃から情報に接しすぎて、無関心の壁を作ってしまった
顧客の心に入ってくる(伝わる)メッセージを打ち出せない限り、
日本経済の毛細血管である、地域経済の冬の時代は続きます。 
地方の税収も伸び悩み続けます。

景気回復といわれますが、安倍官房長官が記者会見で話されたように
「期待感」にすぎません。実態は更に厳しくなると思います。
だから、今こそ、新しい発想を生み出して、日本が変わらないといけないのです。
日本が変わると、世界が変わる。

一方、運動性(思い)は、従来、市民団体の十八番とされてきました。
例えば、民間企業の社内で、思いや理念を語ると、ゲラゲラ笑われるという
世の中でした。「そんな事を語るより、まず稼いで来い。
思いを語るなら、ボランティアでやれ」。

しかし、バブル経済を経て、「お金でできないことはない」。
果てに、「給与が高い会社なら、すぐ転職したい」と流れ職人が
ホワイトカラーにあふれ、モラルハザードが相次ぎました。
そして、ライブドアショック、村上ファンドの没落。 

お金だけでも、行き詰まる。 今、いわば「古い服から、新しい服に
着替えたいけど、新しい服が見つからなくて、着替えられない」のが
日本人と思います。 

新しい服。

思い(運動性)とビジネス(事業性)を両立させる。

運動性と事業性は、掛け算になります。

「足し算から掛け算へ」。新しい発想が必要と考えます。
Newmgmt

「運動性×事業性」。

従来の経済学、経営学ではもう解けません。 

経営が新しいパラダイムに入ってきている。

クマバチは、物理学者によると、浮力が足りなくて、
航空力学的には飛べないハチとされています。
Kumabachiflying

しかし、上記のように飛んでおります。

従来の理論では、不可能とされた事を、可能にする。

「お金で買えない価値」に着目する。
社会の課題(福祉、環境、教育、国際支援等)に取り組むことこそが、事業になる。

運動性と事業性を、車の両輪にする。

クマバチは、飛びます。

では、「運動性×事業性」とは、どういうことなのでしょうか。

日本経済の起死回生と、サステナビリティー(希望)へ向けて。

つづく

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